二日目

ー10~13時ー

明るい時間帯のトラップを確認していくこととした。

昼間はやはりリュウキュウツヤハナムグリがかなりついている。ものすごい量だ。
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クワガタもちょいちょい。ノコばっかりだけど。

また、ルリタテハも付いている。色々虫がついているのを見るのは楽しい!
しかし、アイツ は付いていないかなぁ。

そう、奄美大島のチョウといえば『アカボシゴマダラ』である。在来のアカボシゴマダラはここ奄美大島でしか見られないが、いままで何回も来ておきながら羽を1枚見た程度だったので何とか確認したかったのだ。アカボシゴマダラは食草の関係で郊外に多く、山地はあまり見られないと聞いていたが…

…と、ルリタテハじゃない蝶がバナナトラップに止まっているのが見えた。

アカボシゴマダラだ!!!

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結構なボロではあるが、初めて見たアカボシゴマダラに感動!
写真撮影後、ネットイン!よっしゃー!

その後、ほかのトラップからも採集でき、計3個体採集することができた!(おそらく2オス1メス、メスのが腹の膨らみがあり、やや大きいか?)

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―18-24時―

夜はもちろんクワガタ採集である。

この日の夜はバナナトラップの見回りだけでなく、「ライトトラップ」もやってみることとなった。

。。。が、結論から言うと撃沈。満月で木々が見えるくらいだもんね。ははは。



気を取り直してトラップを見回る。んーポイントによってクワガタの付き方が全然違う…
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Bポイントに着いた時、木に何かがいるのが見えた。


・・・ケナガネズミ!!!!!(天然記念物)


クワガタを採集してもそんなに見かけないので、採集の手を止め、しばらく観察することにした。
(幸いなことに全然逃げない)


ケナガネズミはトラップがかけてある木の周りもウロウロしながら、木の実を食べている様子であった。



・・・・ボトッ。 ボトッ


リュウキュウツヤハナムグリが上から降ってきた。


枝を歩く際に虫が邪魔なのか、ケナガネズミは枝を通るたびにリュウキュウツヤハナムグリを払いのけ、地面にどんどん落としてくる。


と、その中に・・・・


アマミコクワが!しかもそこそこでかい。


後で計ると30mmでした。んー素晴らしい!


トラップばっか見ていましたが、ちゃんと枝も見なきゃダメですね。教えてくれてありがとう、ケナガネズミ。


<教訓>
トラップは道路に突き出した枝に仕掛けておくと、虫を回収する際に道路に落ちてきて回収しやすい。





ということで、はい。
バナナトラップの成果です。


Aポイント
15日夜:ノコ♂7♀1
16日昼:ノコ♂7♀3
16日夜:ノコ♂17♀4


Bポイント
15日夜:ノコ♂2
16日昼:ノコ♂2♀1
16日夜:ノコ♂9♀1 コクワ3♂ スジブト1♂


Cポイント
15日夜:ボーズ
16日昼:ボーズ
16日夜:スジブト1♂

Dポイント
15日夜:ボーズ
16日昼:ボーズ
16日夜:ボーズ

Eポイント
15日夜:ボーズ
16日昼:ボーズ
16日夜:ノコ1♂

Fポイント
15日夜:ボーズ
16日昼:ボーズ
16日夜:ボーズ



ポイントの差、歴然。




3日目に続く