カテゴリ: 採集記

8/29 群馬県某所

ヒメオオクワガタが取れて大変満たされたが(記事)、せっかく遠征に来ているので温泉に入り、ライトトラップをすることにした。

月齢は。。
5003


非常に厳しく、また時期も遅めだ。
めぼしいものがとれなくてもしょうがないなこれは(←いいわけ)。

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とりあえず適当にポイントを見つけ、19時にライトオン。風はほぼ無風なものの、月は出ているorz



ちなみにライトトラップはHIDの65Wと携帯用バッテリーを使用。近くにランタンも置いておく。



開始早々、おびただしい数の羽アリが襲来するものの、開始1時間経過しても特にめぼしいものは来ず。



ライトはそのまま付けっぱなしにして、近くの街灯を見に行くことにした。

が、カブトムシ1メス、コクワガタ1オス2メスを確認したのみで終了。

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↑街灯にいたコクワガタメス。



ライトトラップに戻ってみると、ノコギリカミキリやコクワガタ1メス、アカアシクワガタ1メスが飛来していた。
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↑アカアシクワガタメス。写真が雑。。


うーん、さすがに条件も悪すぎたか。。


と思ったその時!!


私が昔から見たかった虫が。。!!




それがこちら↓↓↓





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カマキリモドキ


良い。。。!!


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しぐさはまさにカマキリ!!あぁ、イイ!!



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うーんかっこいい!!!!


この虫、何故カゲロウに近い仲間なのにここまでカマキリに近い姿になってしまったのか。。


収斂進化にしては出来過ぎている。


カマキリ好きな私の心を掴んでやまない。。。



しかし、持ち帰りたい欲を抑え、リリース。



虫の飛来もあまりないので、21時半に終了!




クワガタは大してとれませんでしたが、これ見ただけで相当満たされました!


今年最後のライトトラップはクワガタはイマイチでしたが、見たかった虫が見れたので良しとしますw


最後まで読んでくださり、ありがとうございました🙇‍♂️



8/29 群馬県某所
なかなか今シーズンは世の中の状況もあって採集に行きづらかったが、今シーズンのラストにヒメオオクワガタ採集に行くことにした。
目標は…とりあえず一頭でも見れたらいいかなw欲を言えば♂50mmアップを採集したいが←

ということで、早朝に出発し、9時に現地到着。標高は1500mくらいで気温は30度近い。
舗装されてない林道沿いのヤナギなどをルッキングしていく。

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(林道の様子)

が、最初に発見したのは採集者←

先に入られると厳しいなーと思いつつ、一本一本丁寧に確認。


しかし、いない。。。ヒメオオクワガタどころか、他のクワガタも何もいない。枝先端のコブが紛らわしい。

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(アサギマダラ)

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(よくわからないがサナエ系のトンボ←)

そうこうしているうちに、2時間くらい経過。w


…仕方ないので、別の林道へ移動する。

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(別林道の様子)

別林道も、林道の入り口に車が止まっており、採集者の気配(ーー;)


しかしそんなことは言っていられないので、木をくまなくチェック。


…と、結構上に怪しい影を発見。明らかにだだのコブではない!


逆光なので、角度を変えつつ望遠レンズで姿を確認。


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あ、ヒメオオクワガタだ。。!




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しかもペアで枝についている。これを逃すとチャンスは無いかもしれない!



網を伸ばし、枝を揺らす!


メスはすぐにポトっと網に入る。


が、オスは落ちない!メスが消えたため、なんかお怒りの様子


が、こっちもここまできたら取りたい。


しつこく枝を揺らし、揺らし、揺らしまくる。落下地点にかけより、拾い上げる!

オスが落ちた!!

。。。網の外に← 落下地点にかけより、拾い上げる!



が、落下地点はおよそ把握している!


い、いたーーー!!


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オス


 
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メス 

 うおおやった!

ちなみにサイズは50mmジャストとなかなか。メスは37mmでした。 


 しかし、そのあともくまなく探すが、追加はナシでした。。 


 この採集者の多い中、ワンペアとれたのは良かったと思う。

なんだかんだ諦めないのは大切である。 
あ、ちなみに繁殖はさせません。ワインセラーがミヤマ系でパンパンなのでw


ちなみにこの後はライトトラップにいったので、別記事にて更新させていただきます🙇‍♂️ では!

〜背景〜
ある時、近くに住んでいる姉夫婦より「小学生の息子2人にカブトムシ、クワガタをとらせてあげたい」という依頼が来た。
採集の経験値が浅い子供に採らせるには『簡単に観察させられる』ことが重要となるが、
私の住んでいる場所(埼玉県)ではカブトムシ、ノコギリクワガタ、コクワガタくらいは普通にみられるものの、樹液の出ているクヌギ、コナラはえげつない採集圧でなかなか見つからず、上記の条件に合うような場所はなかなかないのである。

…が、そこでふと閃いた。
『観察しやすいところにクワガタがいないなら、呼べばいいじゃない』と。

ということで、どういうところに仕掛けたら効率よくクワガタ、カブトがとれるかを確認するため、トラップ仕掛けてみました。

〜実施方法〜
近所にある雑木林、各三ヶ所の木の根元に、バナナトラップをしかけることにした。(仮にA,B,Cとしておく)
ちなみに、樹液の出ている木に仕掛けることは南西諸島でも本州でもやってみて無駄であったことから、今回は実施していない。
(仮に樹液の出ているとこに仕掛けてクワガタが来ても、他の人が捕るしね。。)

【ポイント概要】
雑木林A... 樹液の出ている木は数本確認。樹液の出ている木からは20m以上離した木の根元
雑木林B... 樹液の出ている木は数本確認。樹液の出ている木から20m以内ではあるが、クワガタ、カブトが発生しているであろう朽木の積まれた場所のすぐそば
雑木林C... 樹液の出ている木は周辺に確認できず。クワガタ、カブトが発生しているであろう朽木が散見される場所
(いずれも地面じか置き、ポイント1箇所につき3トラップしかけた。草や落ちている朽木、樹皮で隠れられるようカバー)

【トラップ内容】
1トラップあたり、バナナを大人用靴下🧦(洗濯済み。大事。)に4本詰め込み、焼酎+ドライイーストに漬け込んで、常温で半日つけたものを使用。

【確認方法】
昼間にポイントにしかけ、当日、翌日、翌翌々日の夜、それぞれ3日間確認。ちなみに日程はちょうどお盆の時期。

〜結果〜
当日
A...収穫なし
B...カブト1メス
C...収穫なし

翌日
A...収穫なし
B...収穫なし
C...カブト1オス3メス、コクワ数匹(落下)

翌翌々日
A...収穫なし
B...カブト1メス、コクワ1オス3メス
C...カブト2オス6メス、コクワ4オス6メス以上、ノコギリ1メス(コクワはポロポロ落ちてしまったため、それ以上はいた)

という感じでした。
画像がないとアレなんで、Cにて観察した虫を載せときます。
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カブトムシ♂

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カブトムシの♂と♀

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マイマイカブリ。。w

他にもヨツボシケシキスイ、チャバネゴキブリ(モリのほうかな?)、クロゴキブリ、オオヒラタシデムシ、センチコガネ、コメツキムシなどなど。
ちなみに、Cでは継続して観察を続けましたが、さらに翌日以降は明らかに虫が減りました。カブトムシが吸い尽くしてしまったようでした。

〜考察〜
上記結果より、近郊でカブト、クワガタを捕るには、『発生源周辺で、且つ樹液が確認出来ない場所にトラップ設置する』のが重要だと考えております。
特に発生源はカブトの死体や、幼虫のフンとか見つかっているとより確実だと思われます。(今回はそういう場所に設置)
また今回はカブトもコクワも♀が多く、♂は少なかった結果になりましたが、時期的にこれから活動開始するような個体は少なく、産卵しにきている個体(=♀)が多かったと考えています。発生初期であれば♂も多かったかもしれません。
あとは時間経過に伴い個体数が増えていくようですが、カブトムシが食い漁って汁気がなくなると一気に虫は減りますね。そして設置の翌日夜も来ないような場所は来ないと判断して切り替えるのも良さそうです。(奄美でのアマミコクワなどは一概にそうとは言えませんが)
しかしノコギリクワガタが少ないのが面白くない。。ヒラタもとれませんでしたね。。

ということで、採集される方は参考にしていただければ幸いです。是非ご意見もお待ちしています!

あとこれだけは申し上げておきたい。。

トラップの回収は絶対すること!!!

以上、読んでくれてありがとうございました!

8月2日

やっと梅雨が明けた。。。!!!

7月はずーっと雨が続いており、また色々あって採集に行くタイミングが取れませんでしたが、8/1にやっと梅雨が明けたので、近所へ採集に行ってきました。

近所での採集場所の候補は雑木林、河川敷の柳林がありますが、雑木林は相当競争率が高いので(根元掘りっぱなしとか、樹皮剥がしがひどくて悲しくなります。。)、クワガタの密度も高く昼間でも見れる河川敷に行くことにしました。

この日は、目星をつけていた近所の河川敷の柳林へ(といっても10本強並んでいるだけ)。


が、木を見る前にまず藪漕ぎですw


藪漕ぎは河川敷の柳採集ではほぼ必修科目ですが、ボーボーで人が入って行きにくいようなとこは大体昼間でもカブト、クワガタが見れます( ̄ー ̄)

が、大体私はナメて行くので腕はズタボロに。w(学習能略がない。。。←)


ボロボロになりながら1本目に到着。


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と、すぐさまノコギリクワガタ1ペア発見。中歯なのでスルー


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目線あたりのウロにも大歯ペア。これも大したサイズではないのでスルー

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カブトムシとアカボシゴマダラも。


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クロカナブンとコムラサキもいました。
クロカナブン結構たくさん居ましたが、レアじゃないんでしょうか。。愛知に住んでいた時は全然みなかったから何気にテンション上がるw


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サイズ感が伝わりにくいですが、バカでかい毛虫もww藪漕ぎは少なからず芋虫や毛虫がくっついたりするので、苦手な私には修業ww


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そんなこんなで、2,3本に1本はノコギリクワガタの付いている木はありましたが。。

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大したサイズはおらずw


適当に拾ってみたサイズをはかると、64mm

数は全体で15匹くらいみたでしょうか。全部ノコギリでしたw

大したサイズはとれないですねーもっとたくさん藪漕ぎしなければ。。

しかし、クワガタ採集は樹液採集が最高です( ̄ー ̄)もうシーズン終わりですがw、また採集行ったら更新します!

では!




もう2年前のことですが、仕事の関係で鹿児島に住んでいた時期がありました。

鹿児島と言えば、クワガタ屋さんとしてはとーっても魅力的な離島がたくさんありますが、

マニアックな私としては見逃せないクワガタがあります。。。

【佐多岬のヤマトサビクワガタ】

ヤマトサビクワガタは、徳之島と佐多岬から記録があるが、徳之島の3町(伊仙町・天城町・徳之島町)では希少野生動植物の保護条例で採集禁止となっているため、採集が許されるのは「佐多岬」のみ!
しかし、佐多岬での採集記録はかなり少なく、本当にいるかどうかも分からない幻のクワガタである。


しかし、あのヤエヤマコクワガタも20年ほど前までは幻と言われていたにも関わらず、今では狙って獲れるかもしれないクワガタにまでなっているのです。

こういう夢を追いかけることこそ、クワガタ屋のロマンであり、悦びであると思うのです。

ということで、このロマンを求め、7月末〜8月にかけて佐多岬に採集に行ってまいりました。
(前置き終了)

<採集プラン>
ヤマトサビクワガタは徳之島ではバナナトラップが有効であり、且つ集まるのもやや時間がかかるとの情報があるため、バナナトラップ(定番のバナナ焼酎漬け)を仕掛け、1週間放置後に見回る計画とした。


<仕掛け編>
7月末、佐多岬というザックリした情報しかないままバナナトラップを20個分携え(4本×20個なのでバナナ80本分)、なんとなーく良さそうな場所にひたすら仕掛けていく。

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ヤマトサビクワガタは徘徊性であったと思うので、足元への設置が基本。ストッキングには入れず、バナナを4本分山積みして、流木や石を上に載せ、地図アプリにトラップ情報を記載しながら仕掛けていった。
この間、樹液の出ているらしい木は見つけられなかった。
翌週末のトラップ回収が大変楽しみである。。。!!

<トラップ回収編>
地図アプリを確認しながら、トラップの回収にとりかかる。
だいたいは大きな木の根本に仕掛けるので、見逃しようが無いのだが、いきなり一ヶ所目からバナナが無くなっていることに気付く。

…まぁそういうこともあるな。と思いながら、次のトラップに行くが、そこも無い。

3つ目、4つ目と見ていくが、無いのだ。。

気まぐれに仕掛けた、目線ほどの高さのトラップは残ったまま。コクワ、カブト、クロカナブンが集まっていた。
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根本に仕掛けたトラップのうち、数個は残っていたが、極小ヒラタとめっちゃ赤いコクワ(オスもメスも赤い)が取れた。

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↑写真じゃ伝わりにくいが、今までとった中でぶっちぎりに赤い。

そして、トラップをしかけたそばで「ガサガサ」と大きい音がした。

これはなんかやばい。

ふと出てきたのはウリボウ。ってことは親が近くにいるか。。。!!

すぐに車に飛び乗り、親が出てないうちに立ち去ることにした。


。。。どうも、トラップを荒らしたのは猪らしい。奄美でもやられることはあるが、こうもしっかり奪っていくとは。。
orz


<結果、まとめ>
今回、ヤマトサビクワガタは確認することはできなかったが、普通種であるコクワ、ヒラタは生息確認できた。
次回課題は、断然「猪対策」に尽きると言っても過言では無い。


…が、このリベンジを果たせずに、今関東に住んでおります。。
いつか、必ず果たしに行こう!!

写真も少なく、長文失礼いたしました。m(__)m

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