カテゴリ: 学術的記事

今回は国産ミヤマクワガタ3種(ミヤマクワガタ、アマミミヤマクワガタ、ミクラミヤマクワガタ)のメスの見分け方について、気付いたことを纏めておきます。

以前、アマミミヤマのメスの特徴について書かせてもらっていましたが(http://yasui0323.livedoor.blog/archives/2637079.html)、この時は画像が鮮明でないことや、ヤフオクでたまに詐欺っぽいアマミミヤマ♀を見かけるので、改めて書くことにしました。
オークション落札時のお役に立てれば幸いです。


【撮影個体】
ミヤマクワガタ…北海道産wild 40mm
アマミミヤマクワガタ…奄美大島湯湾岳CBF1 33mm 2019年羽化
ミクラミヤマクワガタ…御蔵島 CBF1 26mm 2020年8月羽化


《識別点まとめ》
【体型】
ミヤマ:全体的にほっそり。足も長いか?
アマミ:腹部(前羽)が太く、ずんぐりした印象。
ミクラ: アマミと同様
※ただしアマミミヤマはサイズが小さい(28mm以下)とややほっそりする傾向があるかも?

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↑ミヤマクワガタ

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↑アマミミヤマクワガタ



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↑ミクラミヤマクワガタ。羽化したてなので腹出てます😅


【背面のツヤ】※重要な見分けポイント
ミヤマ:前胸板のみ艶消し状、前羽は艶あり
アマミ:前胸板、前羽共に艶消し状
ミクラ: 前胸板、前羽共に艶あり
(ミヤマ、アマミミヤマは黒色も褐色個体もいるので、色での判別は不可能かと)

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↑ミヤマクワガタ。前羽のみツヤがある

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↑アマミミヤマクワガタ。全体的に艶消し状

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↑ミクラミヤマクワガタ。前胸板も前羽もツヤツヤしている


【脚付け根】※重要な見分けポイント
ミヤマ:中脚、後脚付け根はオレンジ
アマミ: 中脚、後脚付け根は黒
ミクラ: 中脚、後脚付け根が黒
(アマミミヤマは僅かにオレンジ模様が入る個体も稀にいるようだが、大体は黒)
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↑ミヤマクワガタ 足の付け根にオレンジ色の模様

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↑アマミミヤマクワガタ 脚の付け根は黒い

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↑ミクラミヤマクワガタ 脚の付け根は黒い

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↑ミヤマクワガタ別角度。中脚と後脚にオレンジ模様


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↑アマミミヤマクワガタ別角度 オレンジ模様は無い



【前脚】
ミヤマ:細長く、トゲは短い
アマミ:平たく、トゲは大きい
ミクラ:平たく、トゲは大きい
(ミヤマ♀は天然個体なので、ある程度摩耗している可能性あり)
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↑ミヤマクワガタ

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↑アマミミヤマクワガタ

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↑ミクラミヤマクワガタ



以上、まとめでした。
他にも、ここが違う!ここは見分けポイントでは無い!などご意見ございましたら是非コメントください^ ^

こんにちは!

「蛹化時の温度が大顎に与える影響について」、サンプル数は少ないですが検証してみました。

種類 アマミヒラタクワガタ
条件① 蛹室作成〜蛹になるまで(オレンジ色に色付くまで)20-22度で管理 サンプル数 n=1
条件② 蛹室作成〜蛹化直前まで20-22度で管理、蛹化直前(蛹化1日程度前)から蛹になるまで、パネルヒーターで28度で管理 サンプル数 n=2


<結果>
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左から、条件①(74.8mm)、条件②(73.0mm)、条件②(74.0mm)

B79274AA-AE9D-4AF1-89E2-4171CE52EADB

条件①(74.8mm)


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条件②(73.0mm)


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条件②(74.0mm)

顎の長さのサイズは測っておりませんが。。。まぁ変わりませんでしたね笑。もちろん、n数が少なく、種もアマミヒラタしかやってないので絶対的なことは言えませんが。
というか、どっちもスタイルいい感じで羽化してよかった。。←

ひとまず、これはこれで忘備録として残しておきます。

あと、なんとなくですが蛹室作成〜蛹化までずっと温度が高いと、大顎が短くなる気がしますね。そういう成虫は好きではないので、羽化させたくはないですがw

また何かネタが出来たら書きます( ̄ー ̄)では!

連続投稿失礼します!

クロマグロの漁業について、不満があるのでここでダラダラと書きます。


つい先ほど、テレビで「太平洋クロマグロの漁獲量減少と、代替魚種について」というテーマでやっていました。


すごくざっくり書くと、
・「中国の漁獲量が急増し、クロマグロの資源を圧迫している」
というテーマがありました。

自分の意見として・・・

中国に注目するというのは解ります。
しかし現在、全世界の太平洋クロマグロの漁獲量の6割は日本です。
(残り4割がその他の国)

ここを見直すのが大切だと普通思わんのか?
(一応国は見直していますが、甘過ぎる)



この日本のクロマグロ漁業の問題点をいくつか。
①漁獲方法
②漁獲サイズ
③産卵場所での漁獲
④完全養殖に頼りがち

はい。
まず①から。
日本の漁獲方法は様々あります。一本釣り、はえ縄、まき網、定置網(混獲)等…
そこで日本のクロマグロ漁獲の多くをまき網が占めます(年によって違いますが半分以上)

ここで価値が上がる漁獲方法はなんでしょうか?
それは1本釣りです。丁寧に処理をし、しっかりおいしく食べることが出来る。

対して価値が低いのは?
まき網ですね。漁獲されるまでに他の魚とぶつかってボロボロになり、身焼けして状態が悪くなる。
そのまままとめて水揚げされ、状態の悪いものが出荷される。

わざわざ商品の価値を下げてとるなんて、どうかしてますよねーw


続いて②。
漁獲サイズも小さいものをまき網でよくとっています。
小さいものは養殖せんでも勝手に海で育ってでかくなるのに小さいまま漁獲する理由はありません。
放置しておけば価値が上がるのに、価値の低い小さいマグロをとるとはどういうこと???
国は漁獲制限しようとしていますが、甘い。
漁獲制限に成功したヨーロッパを見習ってガッツリ漁獲制限してください。

そして③.
日本海にクロマグロの産卵場所があり、日本(境港)はそれを狙って漁獲しています。
産卵直前の親をまき網で一網打尽にします。
確かにでかいクロマグロが効率よく取れるかもしれません。
しかし、次世代のものまで摘み取るという漁獲方法に疑問を感じます。
産卵くらい好きにさせてやってくれんか?という感じ。
そんなんじゃクロマグロが増えなくなるのも当然でしょ。

最後に④
みんな大注目のクロマグロ養殖。これもいっぱい問題があります。
子の生産効率、出荷までの増体効率、餌…
問題は山積みすぎますが、個人的に一番問題になっているのは「餌」
食べられる餌はなんでしょうか?

・配合飼料
・生餌(サバ・イワシ等)

配合飼料はペレット等の餌です。魚を飼っている人はよくご存知かと思います。
そのうちの5割~6割は魚粉。その魚粉はどこから来てるのか?
主に南米で漁獲されています。その漁獲量も減少中・尚且つ資源は安定的ではありません
そんな不安定な餌を使って、どうクロマグロの養殖を増やすのか?
魚粉を使わない飼料・魚粉が無尽蔵にとれるのであれば話は別ですが、この問題が解決されない限り養殖増加は現実的ではありません。

続いて生餌。
この餌も現在日本でまき網で漁獲されています。
主に小さいサバ。
小さいサバも放置しておけばでかくなっておいしい食べ物になるのに、
わざわざクロマグロの餌にするんですか?
現在日本のスーパーで流通している大型のサバは、ノルウェー産が増えています。
そして食べるとおいしいのはノルウェー産が多いです。何故か?
日本は大きなサバが減っているのに対し、ノルウェーは漁獲制限を厳しく行い、旬の脂ののったでかいサバを主に漁獲しているからです。

養殖全てが悪だとは思いません。魚の安定的供給には養殖が必要だとは思っています。
しかし養殖中心もおかしいはず。資源管理と程よい養殖で水産を発展させていきたい。

水産業にもついていない私がこんなこと考えていますw


長文失礼しました!!!!!!!!!!



こんばんは!

昨日に引き続き、クワガタ標本の作製について書きます(^^)





① 標本用の生物の用意

イメージ 1
(参考画像ですw)


甲虫は一部を除き、酢酸エチルで〆ます。腐敗防止のために行うものですが、

死体を酢酸エチルに付けるより、生きた状態で〆たほうが明らかに標本状態をよく保つことが出来ます。

(気門を通じて酢酸エチルを吸い込み、全身にいきわたるため。詳細な締め方法は別サイトをご覧ください)





② 展足 の前に・・・

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もし、ぱりぱりに固まってしまっていたら沸騰したお湯にしばらくつけましょう。10分くらいで柔らかくなると思います。


イメージ 3

しばらくつけて取り出すと…

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だいぶ柔らかくなって、白かった目もなぜか黒くなります。


③ 昆虫針を指し、台にさす。

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昆虫針を右前羽に垂直に刺します。浅く刺すと展足がしにくいので、上は約1cm出るくらいにします。

イメージ 6


そのまま台(私は発泡スチロールですが)に刺します。クワガタは台に押しつけず、1cmくらい浮く状態にします。
(画像はへたくそなので斜めになっていますね、悪い見本ですw)

④ クワガタの体全体を固定する。
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足や触角よりも先に体を全体的に固定します。お尻、胸、顎の付け根、大あごを左右対称に固定します。

この時、足が縮まった状態で体全体を固定すると後で取り出せないので、おおよその形を整えておきます。


⑤ 足を整え、触角を整える。

イメージ 8


足の根元→先端に向けて整えていきます。

基本は1部分の固定に針を3本使って固定します。2本をクロスし、その上に足を乗っけて、

最後の1本で上から抑えるようにして刺してしっかり固定します。

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※ 特に、針は先に刺したものが邪魔になるので深めに刺すようにしています。



⑥ 1か月ほど日の当たらないところに置き、乾燥させる。
 
乾燥したら、針を抜き標本箱に収納する。防虫剤を入れ、ずれないようにお尻と顎に固定用の針を4本差して完了。




以上、何となく書きましたw








今家にアマミノコの雄がいて標本にしたいのですが、どーーーーーーーーーーーーーーしても殺せない・・・・・

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か、かっこよすぎてかわいすぎる!

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採集したスジブトも〆るなんてできないw


弱った頃に、〆ることにします(^^;


では!

こんばんは!

飼育ネタがあるような無いような…笑。

現在孵化ラッシュなのですが、私は主に2令から取り出すことにしているので、まだあと1か月くらい待ちですね…。



今日は自分のやっている標本作成方法について記録しておきたいと思います。


イメージ 1
(標本箱。私は1つしか持っていません。ラベルがまだない・・・・)



< 標本作成の意味 >

私の話などはどうでもいいかもしれませんが、もともと私は標本には全くといっていいほど興味がありませんでした。

生きたクワガタが好きなので、死体はどうでもよかったのです。

またクワガタを殺すなんて私にはできないとずっと思っていました。

そんな私は大学で魚類分類を専攻し、標本の意味を知りました。

それからは標本に興味を持ち、採集個体のみ標本を残すようにしています。
(必要なもののみ標本にしています。殺すことが好きなわけではありませんw)


標本とはただ死体を見るためのものでなく、ある生物がある時代・時期・場所で存在していたことを表す証拠となるものです。

更にその生物の外部特徴を確認しやすくするために、虫では展足・展翅を行い、魚では鰭立てを行います。

私はその記録を残すために標本を作製しています。なので採集日・採集地の記載は必須であり、

更に書けるのであれば気温やその場所の環境もあればなお良いものと考えています。


(人によって標本は観賞用、学術用、色々と価値観が違うとは思いますが・・・)



・・・・で、ここから作り方を書こうと思ったのですが、書く気がなくなったので今日はここまでとしておきます!笑




では!

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